この20年くらいの中で日本人の体形が随分と変わってきている感じがします。
それと同時に腰の痛みを訴える方の低年齢化も進んでいる印象があります。
子供(15歳以下)の腰痛は大人の様に加齢による骨の老化や筋力の低下によるものではないので、大人ほど発症する頻度は高くありません。

しかし、最近の生活習慣や食生活の変化により、子供の骨格や体型も変化し、腰の痛みも増加傾向にあると思われます。
もしもこうした痛みを訴える場合には、信頼のおける整骨院などを探しておき、早目に受診して適切な施術を受けてみてください。

気になるポイント

問題は医療機関において検査をしても特に異常が無いのに、症状はあるといった場合です。子供の「動作」や「姿勢」を次の点に注意して、よく観察してみてください。

1、歩くときに体が左右に揺れる
2、身体を前屈させると背中や腰の高さに左右差が出来る(どちらかが高い)
3、いつも同じ側で横座りをしていたり、背中を丸くして猫背気味に座る
4、まっすぐに立った時、顔の中心と腰の中心がずれている
5、肩の高さが左右で大きく違う

このうちでいくつかの症状が見られる時は、背骨から骨盤の重心軸が歪み、体のバランスが崩れて腰痛を発症させている可能性があります。
このような状態は、レントゲンやその他の検査では見つけにくく、医学的には病名がつかないものなのです。

要因

お子さんの体つきを良く見てあげてください。
「急激に身長が伸びた」、「好き嫌いが激しく甘いものを多く食べる」、「体を動かすことが少なくゲームなどでばかり遊ぶ」、「習慣的に遅寝・遅起きだ」、「あまり歩きたがらない」お子さんが、これらの中のいくつかで当てはまるようでしたら要注意です。

この様な習慣が引き金となり、体を支える筋力や骨格自体が弱くなって、重力や外的な力に耐えきれずに体の軸が歪んでくると考えられます。

上記のような状態を見つけたら、早めの治療をお勧めいたします。
成長期のうちに治しておかなければ、歪んだ状態で成長が止ってしまい、骨格やそれに付随する筋肉の形が決まってしまい治らなくなってしまいます。
それにより、大人になっても継続して腰痛を発症し易い身体になってしまうのです。

体(骨格・筋)のバランスを整えることにより治療・改善はできますが、重要なことは要因を取り除くということです。
本人が努力しなければ真の改善ができないので、なかなか難しいことが多いですが、両親や周りの人は、子供たちの生活習慣や食生活の軌道修正に、出来るだけ協力してあげてください。

こうした症状に関しては、自力で対策することはなかなか難しいものです。
信頼のおける整骨院を見つけておき、日常の中でいち早く相談したいものですね。
ゆがみをこまめに正して、筋肉などを解きほぐしてあげるなど、積極的で根本的な改善を目指してみましょう!